2009年01月04日

米飯給食の成果

新潟県三条市の学校給食が米飯主体に変わり、いくつかの変化と成果が現れてきました。

コンセプト )

米は完全自給できる唯一の主食。輸入に頼ってまで、パンやめんを出すことはない。

市内全小中学校で移行の成果 )

今年度から市内の全小中学校33校(1日1万食)の主食を、全てご飯とする完全米飯給食に移行。
1.ご飯中心の献立が、自給率向上に加え
2.肥満児減少という健康面のメリットを生んだ
3.市内産米の年間消費量は150トンと5割増えた
4.併せて地場産野菜の使用を徹底することで、「米を含め地元で生産可能な農産物の給食使用率(カロリーベース)は90%と、完全実施前に比べ10ポイント以上向上した」

肥満児減少の状況 )

1.肥満児の割合は、05年度の12%から07年度は9%と約3ポイント改善。
2.「ご飯食は洋食に比べ脂肪が少なくカロリーを抑えられる」(同市教育推進室)。

意外だったご飯中心の献立効果 )

1.当初、ご飯中心の献立は煮物や魚のメニューが多くなり、食べ残しが増えると心配する声があったが、結果は逆だった。
2.食べ残しの割合(小学生)は03年度の11%から6%台に下がった。
3.「煮物や魚は子どもが苦手というのは大人の思い込み。ご飯を中心にした食育で、食への意識を高めることが重要」(同市教育推進室)。

文科省の調査 )

同省によると、全国の小中学校の米飯給食は目標とした週3回を07年度までに達成。
ただし、完全米飯となると全体の4%(06年度実績)にとどまる。完全米飯給食の広がりは米の消費拡大、食料自給率向上のカギとなりそうだ。

( 農業新聞1月1日 より編集 )

感想 )

家庭での食事が基本だと思いますが、現代は都会と地方に関わりなく、一家揃っての食事が取れなくなっています。日本の経済と世界の経済がほぼ同期してきた今の世の中で、最善の策というのはなかなか見つけがたいと思います。家庭、地域などで未来の子どもたちにとって、良いと思えることを、試行錯誤しながら取り組んでゆくことが求められています。

種種の問題もありますが、主食の地場産のお米による学校給食のやり方で、こんなに素晴らしい成果が出てきたことにうれしくなりました。

一頃、学校給食に「骨なし魚」を喧伝する報道が盛んとなり、世も末かなっと思っていましたが、大人(業者)のいらぬお節介であったことが証明された訳です。魚にしろ野菜にしろ、勝手な思い込みで、子どもたちを骨抜きにしたかったのは大人だったようですね。

三条市の米飯完全給食のやり方を各学校の教室、全国の小中学校に広がってゆくことが、今年の食育のテーマになることを祈念しています。家庭の主婦ももちろん、米飯主体に回帰してほしいものです。きっと、学校や地域が明るく健康を取り戻すきっかけになることでしょう。
posted by オンコリンカス at 12:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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