2008年12月13日

生きがい効果で男性の死亡率減

文科省研究班の調査(秋田大が実施)で、生きがいを感じて暮らしている男性は、精神的ストレスがあっても脳卒中で亡くなるリスクが大幅に低い傾向がでたそうです。

ストレスは脳卒中で亡くなるリスクを高めるといわれるが、「生きがい効果」はそのリスクを上回るかもしれない。

調査の概要 )

1.88年に秋田県大森町(現横手市)の40〜74歳の住民を対象に健康状態をチェック
2.同時に、「生きがいをもって生活をしているか」「ストレスが多いと思うか」などと質問し、約1600人を03年まで追跡調査した。
3.男女249人が亡くなった。

調査解析の概要 )

小泉医師(循環器内科)らが、年齢、血圧、喫煙歴などの影響を除いて解析した。

1.生きがいのある男性の死亡リスクはそれ以外の男性より38%低かった。
2.脳卒中で亡くなるリスクは72%低かった。
3.心臓病やがんによる死亡では差がなかった。
4.生きがいの有無とは別に、ストレスが多いと答えた人が2割ほどいたが、ストレスの影響を考慮しても、死亡リスクを減らす効果があった。

生きがいの有無と死亡率 )

1.今回の調査から、生きがいの有無がなぜ死亡率の差に影響するのか、理由は分かっていない。
2.女性では差がはっきりしなかった。

研究の中心だった本橋教授(公衆衛生学)は、自殺率が全国でも高い秋田県で予防事業に携わっている。

教授の話 )

1.「生きがい」を通して自殺を防ごうとする取り組みは、結果的に住民の健康水準を高めることにつながるかもしれない。
2.都市部でも同じような結果が出るか確かめたい。

( 朝日12月11日 より編集 )

感想 )

秋田の横手と言えば、なまはげが思い起こされる。昨年だったか、なまはげでハレンチな事件もあったようだった。郷土の文化を色濃く残すこのような伝統で、中高年の男性が生きがいをもって取り組んでいるのだろうか。興味深い話。

団塊が定年となり、大量に家庭等に帰ってきつつある。団塊に限らず、定年となった元サラリーマンが一気に老け込むのはしばしば見聞きする。これなど、アンケートしなくても、生きがいがあるのかどうかを如実に表している。

それにしても、ストレスよりも生きがいの方が死亡率に影響が大きいという、今回の調査結果は今後の高齢化社会の目指す方向を暗示している。生きがいはやる気につながる。団塊諸兄姉よ、家庭に閉じこもっていないで、生きがいを自ら見出そう。そのことが、結果として、家庭の平安や地域のゆとりになる。

秋田大学の研究が都会でも成り立つだろうと想うがいかがであろうか。団塊に生きがいを。全ての人に生きがいのある社会が、地域の安全・安心の基本であることがよく理解できる記事でした。
posted by オンコリンカス at 11:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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