概要 )
1.鍾乳石の成分分析から、唐や元などの王朝末期には季節風が弱まり、干ばつなどに見舞われたと判断し、米科学誌サイエンスに発表した。
2.研究チームは、甘粛省の鍾乳洞で約1800年前から成長を続ける石筍を採取。
3.これに含まれる酸素原子の安定同位体の割合を時代ごとに調べた。
4.酸素には重さの違う安定同位体が複数あり、その含有率は、石筍ができた時代の降水量など気象条件の影響を受けることが分かっている。
分析の結果 )
1.分析では、指摘されていた唐末期(9世紀末)だけでなく、元末期(14世紀)と明末期(17世紀)も急激に季節風が弱まり、乾燥した気候に変わっていたことが分かった。
2.逆に、10世紀半ばの北宋初期には、季節風が強まって、湿潤な気候になり、稲作が発展し人口が増加した史実を裏付けた。


